初めまして。今回から「美彩先生の食彩」を、担当させて頂きます、野菜ソムリエの飯田美彩と申します。

普段は子供たちに安全で美味しく、なおかつ、子供たちの成長の手助けになるように、いぶき保育園のキッチンで給食やおやつを作っています。

野菜ソムリエって何!?

と、初めて耳にする方のために野菜ソムリエを簡単に紹介したいと思います。

野菜ソムリエとは、野菜や果物の目利き、栄養・素材にあった料理法など専門の知識をもちその魅力を伝えるスペシャリスト(野菜ソムリエ協会出版本から抜粋)です。

簡単に言うと、野菜の美味しさ、素晴らしさを伝えるのが野菜ソムリエの役目だと私は思っています。

皆さんお野菜は好きですか?

野菜をきちんと食べてますか?

野菜ソムリエの私でも小さい頃は野菜が嫌いだったんです(;’∀’)

厚生労働省では1日あたりの摂取したい野菜の目標量を350gとしています。

なぜ、野菜を毎日食べなくてはならないのでしょうか?

野菜や果物をとると、体が整い健康につながると言われています。

生きていくうえで、ご飯やパンの炭水化物や、肉や魚のたんぱく質、そして脂質。これらはもちろん必要ですが、この3つの栄養素が体の中でしっかりと働くためには、これらをサポートするビタミンやミネラルを多く含む野菜や果物の力が不可欠なのです!

話は遡り〇十年前(;^ω^)

私は好き嫌いが多く、毎日一人で最後まで食べさせられる給食の時間が嫌いでした。肉も嫌い、魚も嫌い、野菜も嫌い。

どうしても食べられないあの苦痛な時間はいまだに覚えています。

そんな自分の経験から、子供たちに美味しくて、安全で、バランスのとれた食事を提供したいと思いながら、毎日腕を振るっています。(栄養バランスを考えているのは佳奈先生ですが…(;^_^A))

いぶき保育園のキッチンでは、野菜が持つ栄養素を壊さず、どう調理したら子供たちが美味しく食べてくれるか日々研究し、そのため先生たちに食べてもらい意見を取り入れながら、試作を重ねています。

その中の一部をご紹介します!

自家製ドレッシング

 

現在7種類目完成です!

野菜の持つ旨味成分や相乗効果を使って、野菜で野菜を食べる。まずは野菜を食べることに慣れてほしい(^^♪そう思って作っています。

自家製パン 

季節の野菜のお菓子

野菜のポタージュ

このようにいぶき保育園の給食には様々な旬の食材を取り入れています。

旬のものとはよく耳にしますが、なぜ旬の食材がよいのでしょうか?

最近では生産者の努力によって、いつでも、どこにいても様々な食材が手に入れられるようになりました。

ですが、野菜や果物は植物。自然の摂理で生きています。夏にたくさん太陽の光をあびて成長するもの、冬の寒さの中じっくり成長するものなど、本来の性質は変わらないのです。

ですから、旬の時期は生産量が上がります。なので、定価も安定します。そして、味が濃く、旨味も増しますし、栄養価も高くなります。良いことばかりですね!!

そして、日本には四季があります。それぞれの季節を毎日の食事の中の、旬の素材たちによって感じることができるということは、とても素晴らしいことだと私は思います。

ちょっと固いお話になってしまいました(;^_^A

さて、【食彩】というテーマですが、日本料理には五味・五色・五法という言葉があります。

五味は「塩味・甘味・酸味・辛味・苦味」

五色は「赤・緑・黄・黒・白」

五法「生・焼く・揚げる・煮る・蒸す」

この考えは元々は中国から伝来したものですが、日本の風土と社会の中で季節感を大事にしながら、独自の形を形成していったそうです(^^)/

多種多様になってきた私たちの食生活ですが、やっぱりベースは和食にあると思います。出汁を取るところから始まり、出し殻はふりかけにし無駄なく頂く。残った野菜はドレッシングにする。

日本人が受け継いできた和食の心を繋いでいけるよう、色々アレンジを効かせながら、日々いぶきのキッチンで美味しい給食作りに励んでいきたいと思います!!

自己紹介も兼ねて取り留めのない話になってしまいました(;^_^A

やる気!元気!いぶき!!

お野菜を美味しく食べれる子供たちが増えますように・・・

2020.08.12 

野菜ソムリエ 飯田美彩

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