12月のある日の事。

はなちゃんがいない!?
辺りを見渡すと………いたいた!
私の角度から少し見えにくい保育室の奥で、ひとりで楽しげに絵本を抱えて遊んでいる姿を発見!
しばらく観察していると、女児がやって来ました。そしてまた一人男児が加わり、次々増えてギュウギュウ状態に!そのうち押し合いが始まり喧嘩が勃発。楽しい雰囲気が嫌な空気に変り………まもなく泣き声が聞こえて来ました。………やがてお互いの気持ちがおさまったのか、この笑顔。↓
大人が喧嘩を止めたのではなく、自分達で楽しい方へ心を動かしていき、めでたしめでたしでした(*^^*)
またこんな事も日常茶飯事。
絶対無理だろうと思う大きさの段ボール箱の中へ体を入れ込もうとしたり、わざわざ狭いテーブルの下へもぐったりしてままごと遊びを始める姿もありました。

隅っこや、端っこは何か不思議な魅力があるようですね。

ある人は、その心理をこのように分析しています。
狭い場所は他者から自分の身を守れるという安心感があり、緊張感がほぐれる。また胎内に似ているのではと。

考えてみると、子どもに限らず大人も同じ感覚を持っている気がします。
研修会に参加すると、端や奥の席からどんどん埋まっていきます。端の席は出入りが楽という事もありますが、何故か落ち着きますよね。会場整備係の方が前席への移動や真ん中の席を開けないよう促すアナウンスをしても動いて座り直しするのはごく僅かの人。自分が一番落ち着く場所を大人も子どもも、無意識に見つけ出すのだろうと思います。

保育園は、集団生活だからこそ個々に落ち着ける場所が大切です。おひとり様コーナーも作りたいし、保育室の端っこの環境も遊びがって良く整えたい。来年へ向け保育の課題がいろいろ出てきます。焦らず一つ一つクリアしていきたいです。

さて、今年も皆様のご協力に助けられ健やかな育ちがたくさん感じられた一年でした。
2024年もスタッフ一同、どうぞ宜しくお願い致します。皆様にとって良い年となりますように💗

やる気!元気!いぶき!今年もありがとうございました。
2023,12,26     園長 阿部千鶴子

 

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