2021年も残すところ3日となりました。

当園は来年、開園5年目を迎えます。一年一年があっという間に過ぎていくのを感じます。

入園の時より子どもたちの背丈はひと回りもふた回りも大きくなり、今や頼もしく見えます。

子どもの頃は一日の時間がとても長く感じ、1年経つことはかなり先の事に思えていたのに

大人になると何故こんなに短いのか…

 

どうやら調べてみるとこれには色々な説があるようです。

解りやすかったのは、ネットで知った千葉大学の一川誠教授のお話です。

時間の感じ方はトキメキで変わるそうです。

分かりやすい例として子どもの食事風景を以下のように書かれてありました。

今日のご飯は何かな?

・どんな味かな?

・ニンジンが星形に切ってある!

・ママどうやって作ったんだろう?

・いい匂い!

など臭覚や味覚など五感や想像力をフルに働かせることで、いろんな発見で心が大きく動く。

これがトキメキ

一方、大人にとっての食事風景は食べるという作業なりそこにトキメキが少ないとの見解でした。

・「なんだ…またいつもの肉じゃがか」

・「さっさと食べなきゃ!あ~もう時間がない!」

など黙々と食べるという、食事がただの作業になっているからトキメキはないという。

 

すべての大人がそうであるとは思いませんが、たしかに五感をフル活用させていろんな感情を

持ちながら生きているかというとそうでもない気がします。

大きく心が動くようなこども時代とは少し違うと思う。日々の生活の中で小さな感動や

トキメキを大事にし、後悔の残らない一年を送りたいものです。

 

 

さて話は変わりますが、今日子ども達と一緒に「年納めの会」をしました。

会の中で4歳~5歳の子ども達にお休み中の宿題を一つ出しました。

それは、「良いこと探し」をして来て下さいとお話ししました。

お正月休みの期間に自分のまわりにいる人の良い所を見つけて欲しいです。

自分がして嬉しかったことや、してもらって良い気持ちになった事があったら教えてねと伝えま

した。

誰かの良い所を見つけるなんてすごいこと。

「よく気づいたね!気づいた君もすごいね!」とその子を褒めてあげたいと思った事がきっかけです。

小さいうちから人の良い所に目が向けられる子どもは、成長していく中で前向きな見方や思考に結

びついていくはずです。

子ども達の「良いこと探し」が出来るよう、ご家族の皆さんにも陰ながら協力をお願い出来れば嬉

しいです。

皆様のご協力のお陰で2021年、子ども達が健康で元気に過ごすことができ、職員一同感謝の気

持ちでいっぱいです。

来年もいぶき保育園宮城野をどうぞ宜しくお願い致します。

やるき!元気!いぶき!良い年をお迎え下さい💛
2021,12,28   園長 阿部千鶴子

 

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