最近友達との会話の中に、親の介護話が出てくるようになった。

自分の年齢を考えると避けては通れない話。

私の周りの友達は、まさにその真っ最中。話を聞くたびに遠くに住む親のことが頭をよぎります。

親には、いつまでも元気でいてほしいと願っていても、足腰が弱くなるのは目に見えてわかります。老いは避けられないものです。

いつかやってくることがわかっていても、ジタバタするのはその状況に陥ってから・・・。

友達は、「介護をしていると、家族が大変なのに自分だけ楽しいことや息抜きをするのは罪悪感を感じてしまう。だんだん友達の誘いも断るようになり、さらに辛くなってしまった」との事。

それでもいつもと変りなく明るく笑って話す声に、言葉が見つからず「身体に気を付けて、無理しないでね」と声を掛けるのが精一杯でした。
介護する方も、介護される方もお互いに大変。
今必要なことはたわいもない話で笑いあえる相手なのかもしれない。

少し前のこと、いつもの美容院でこんな話を聞きました。

美容師 「うちのお客様の中には、90歳以上の方も来店してくれて…しかも1人ではなく3人もいるんですよ。すごいでしょ~!!どの方も娘さんが、お店の前まで送迎してくれるので来店の予約が入った日は、入り口で待っているようにしているの」

私 「すごい!!90歳越え?お元気なんですね~✫」

美容師「皆さん、元気は元気ですよ!でも高齢者なりの言葉では表現できないそれぞれの体の大変さはあると思いますよ~その3人共に共通点があることに気づいたの。何だと思います??」

私「ウ~~ンと💦・・・・・・・・・・わからないです(>_<)」

美容師「それはね・・・・・・」

美容師さんは得意そうに話し始めました。

「1つ目、毎回きれいにお化粧をして来店すること
 2つ目、ササっとスマホの操作ができている。
 3つ目、いつもおしゃれである」

この話を聞いてびっくり!!
スマホを?
お化粧しておしゃれまで気を配る!?
あっぱれ!!90歳代すごい!
見習いたいです。

どうしたら、そんなふうにいられるのでしょうか・・・

健康であることはもちろんでしょうが、歳を重ねる事を自然に受け入れることができ、楽しむことができる人なのかもしれない。

自分らしさを表現しようとする気持ちを大切にできる人。

新しい物へ違和感を持つより、自分のできる範囲で程よく調和を試み、自分磨きができる人。

決して無理せず、時代の流れに逆らわず、興味のあるものは取り組んでいく。

そんな前向きな人たちであるように思いました。

勝手に想像をしていたら、とても尊敬の念を抱いてしまった。

人は皆、平等に1つずつ年齢を重ねていくけれど、歳を重ねる事も嫌なことではなく自分の気持ちの持ち方しだいと思えてきました。

いつか偶然に美容室でこの方々に出会えることを願いながら、今日もそしてこれからも、前向き思考で明るく過ごしていきたいです。

やる気、元気、いぶき!今日も一日ファイト!
2019,5,26  園長 阿部千鶴子


 

 

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