最近たまたま見たY!ニュースに子供の亡骸を16日間も離さない母シャチの写真が載っていました。
 米ワシントン州のオリンピック半島沖で7月24日、死んだ我が子を連れて泳ぐ母シャチの姿が確認されたそうです。我が子の亡骸を頭にのせたりくわえたり押したりして運んでは寄り添う姿に涙が出てきます。8月8日で16日目になるといいます。こんなに長い間、子供を離そうとせず海に沈んでいくと潜って連れて帰えろうとする姿に、ワシントン大学の科学者たちは「泣けて仕方がない。まだ子供を離さないなんて信じられない」と言っています。子どもが死んでから母はほとんど餌を口にしていないので母シャチの身体と心の健康を心配する声があがっています。

このシャチの群れには、もう10年来、ほとんど子どもが生まれなくなっているそうです。餌であるキングサーモンが、環境破壊、気候変動、乱獲、ダムの建設等で絶滅しかけていることもあり親シャチの栄養不足が子供の死に影響しているようです。(8月10日 Y!ニュースより一部引用)

こんな時は、人間は無力なものです。それでもできることをあれこれ考えた科学者や研究者は、なんとか母シャチにビタミン剤を与えようとしたり、また餌であるキングサーモンの量を増やす方法を考えだし始めているようです。一度生まれてきて母と並んで泳いだそうですが30分ほどで動かなくなったそうです。30分しか生きられなかった子。母シャケの気持ちを考えると天国から地獄に突き落とされたようだったと記事にありました。母シャチの姿から母の偉大さと愛情深さを感じとり、何とかしたいと考えて動いてくれる人達がいる!

諦めずに考え続け、新たな良い環境を作ろうとしている人達がいる!人間ってすごいなあと思う。世界ではいろいろなことが起こっています。すべては人間の行いが廻りまわって起きたこと、後始末は人間のすべきこと!良い方法が見つかるまで考えることを続けるしかないです。せめて母シャチの命が助かりますように…

やる気!元気!いぶき!今日も一日、考えることから逃げない。考えることで1つでも良い方向へ変わることができますように。
2018,8,16 園長 阿部千鶴子

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