新学期を迎えて

桜が輝く季節。楽天球場も賑わいを増し、いぶき保育園近辺は生き生きと華やいで見えます。

さて、当園では3月26日に第1回目の記念すべき卒園式が行われ、6名の可愛い園児が巣立っ

ていきました。その日は雨の日でしたが、仙台の桜開花宣言が発表され、まるで子ども達の門

出を祝うかのような思い出に残る一日となりました。

平成30年4月に開園した新米の保育園ですが、無事小学校へと送り出せた事、保護者の皆様

やいつも応援してくれている皆様のご協力のお陰と感謝でいっぱいです。これから、この子ど

も達はどんなふうに成長するのか思いを巡らし、遠くから応援し続けていきたいと思います。

卒園式から一週間後の4月2日、入園式が行われました。

新しい子どもたちが仲間入りし、今も変わらず泣いたり笑ったりの日々が繰り広げられています。

「子ども時代」は、あっという間に過ぎていきます。子育て中の皆様にとっては、無我夢中で

早く大きくなってほしいと思うかもしれませんが、過ぎ去れば小さかった頃が懐かしいと思う

時が必ず来ます。あっという間の乳幼児期に、私たち職員は携わるという任務を頂いたことを

幸せに感じながら、今年もせっせと少しずつ種を蒔きはじめています。保育園時代は、大事な

土の中育てと考えているからです。人として一番大切なこころの根っこ育てです。それはとて

も地道な仕事です。

土の中でどう伸びているのか目に見えない根っこ部分に栄養を与え続けています。

やがて土から芽が出た時は暑い日差しや雨風に耐えなくてはいけません。どんな栄養が良い将

来に繋がっていくのか、大きな課題でした。

そこで、当園ではスマイルシッププログラムを採用した「体力づくり」や、外遊びを多く取り

入れ「自然とのふれあい」を大切にすることに力を注ぎました。また、体の内側から丈夫にす

る「食育」にも注目して過ごしてきました。

次の世代を担う子ども達。健康でなければいけません。

子ども達がそれぞれの場所に種を落とし、それぞれの花を咲かせ、大きな木となり輝やいてい

る姿を夢に描いてこれからもいぶき保育園職員一同、力を合わせて邁進していきます。

今年度も皆様どうぞよろしくお願い致します。

 

やる気!元気!いぶき!新学期奮闘中!

2023,4,7 園長 阿部千鶴子