今年も1年がスタートし、今月、子ども達は【いぶきのお正月】を楽しみました。
休日・祝日の関係でどうしても、当日とはいかないのが残念ですが、1月6日の給食では
いぶき風お節がでました。
お節とは新しい年の神様をお迎えするために考えられたお料理で、それぞれに意味や願いが込められていることをお話しました。
子ども達は、これ知ってる!おうちで食べたよ♪と、大喜び(^^♪
気になるいぶきおせちの中身は
・黒豆…豆で健康、丈夫に過ごせるように。
・伊達巻…頭が良くなるように。
・松風焼き…嘘をつかないような、生き方が出来る様に。
又、
・お雑煮を汁代わりに食べて、お正月気分を満喫しました。
そして、1月7日は人日の節句。七草粥を頂いて邪気を払い、無病お息災を願う節句です。
芹・なずな・御形・はこべら・仏の座・すずな・すずしろ、7種類の若葉を入れた七草粥には、冬を乗り越えて芽を出す、若葉の力強さを分けてもらいたいとの思いが込められています。
去年も七草をお勉強した、さくら・つつじさんは七草の中身をよく覚えてくれていました。
七草粥を食べて温まり、若葉のパワーを分けて貰った子どもたちは、ますます元気になったような気がしました。
いぶきのお正月、最後のイベント、1月16日は小正月。小豆粥がおやつとして登場しました。
小正月とは旧暦の正月にあたります。
正月を大正月というのに対して、1月16日を小正月と言い、餅花を飾って豊作を祈願し、小豆粥を食べ、無病息災を願います。
小豆のように赤い食べ物は、邪気を払うと言われ、今でも祝い事には赤飯が供されます。
小豆が苦手なお友達も、悪いものを遠ざけ、元気になれる魔法のかかったお粥を頑張って食べていましたよ😄
邪気を払って、無病息災を願った子ども達、
今年1年も美味しく、元気に、日本の食文化を伝えていきたいと思います。
やる気!
元気!!
いぶき!!!
立春はもうすぐそこまで。
2022.1.31 野菜ソムリエ 飯田 美彩