梅雨の真っ只中
記録的豪雨による九州の被害にただただ驚くばかりです。本当に怖いです。
皆さんの親戚や知人の方は大丈夫でしたか?
まだ雨は続くようです。ご無事を祈ってやみません。
仙台も湿気の高い日が続いています。
すっきりしない天候の中ですが、外あそびの時間を楽しみにしている子ども達。
晴れ間を見ながら、榴岡公園で外遊びを楽しんでいます。
公園の噴水広場をぬけたあたりで「ここすずしい~」と思わず叫んだS君。
風の通り道になっていたのか、そこだけ程よい空気がふわっと流れてくるのを感じました。
一緒に行った私も思わず「本当だ!風がきもちいい♫~!!ずっとここにいたいよね」とS君の方を振り返ったら…
あらら…もうそこには姿はなし💦
他の子と一緒に、はるか遠くまで走り去っていました。
それもそのはず…その先には、ダンゴムシ発見率NO1(?)の場所があります。
テーブルや腰掛け椅子など、みんなでひと休みし水分補給タイムをするのにちょうどよい場所もあります。
かくれんぼあそびもできます。
ちょうど、子どもの目線の高さのところに穴が開いていている木が一本あり、毎回のぞいて観察している子どももいます。
時折、鳥のさえずりも聞こえてきます。鳩も舞い降りてきます。
自然観察と集団あそびができる場所で時間がゆっくり流れていきます。
視覚(目)、聴覚(耳)、味覚(舌)嗅覚(鼻)、触覚(皮膚)を活発に働かせ、遊びを楽しんでいるいぶきっこ達。
小さいクラスの子ども達もよく出かけます。0歳児も交じってシャボン玉を追いかけています。
0歳児がかわいくて一生懸命お世話中の1歳児さん♫
ボールに興味津々です 👀
新時代の教育テーマWEBメディア「こどもまなび☆ラボ」の中にこんなことが書かれていました。
「草花や野山に見る季節の移ろい、鳥や虫の鳴き声、旬の食べ物の鮮度や味、年中行事やそれにまつわる行事食など、四季を味わい楽しむとき、私たちの五感はフル活動します。こうした経験は、子どもが美しいものや良いものに接したときに感動する心、つまり「情緒」を養います。心豊かに成長するように育てられているかどうかを判断する一つの指標として「季節感」を問われているんでしょう。」
小学校の学習指導要領の「国語、生活、社会、理科、音楽、家庭科」には、季節と関連する内容が記されています。
小さいうちから季節感をはぐくむことは、入学してから小学校の学習で大いに役立つようです。
春は、土が一番映える。(匂いを直で感じるから)
夏は、緑が輝いて見える。(薄緑、もえぎ、若葉、青竹などいろんな緑を知る機会になる)
秋は、紅葉が別の場所へ来たかのように雰囲気を変えてしまい芸術そのもの。(魔法ですよね)
冬は、ぴりっとはりつめた空気だけで肌をさす不思議さがおもしろい。(静かさに気づかせられる)
そんなふうに感じませんか?
さて、公園からの帰り道…
「先生!これ預かってて!」
と手のひらに渡された6匹のダンゴムシ。
「えええー」 ( ゚Д゚)💦
友だちと手をつなぐのに邪魔になったようです。
ダンゴムシは、公園に置いていくことで何とか一件落着。
たわいもない会話の中に、子どもたちの成長を感じニヤニヤするこの頃です。
やる気!元気!いぶき!明日は晴れますように。
2020,7,13 園長 阿部千鶴子