最近読んだ本。
アグネス・チャンの食育のエッセイに記載されていた言葉が心に残りました。

「食」は人を良くすると書きます。

それだけ食べるということは、心と体に大きな力となり影響を与えるということなのでしょう。

私の子どもがまだ小さい頃、保育所は1歳5か月前の子どもは預かってもらえないシステムでした。
1歳にも満たないわが子を見てくれるところなどなかなかありませんでした。
ようやく探し当てた場所は運よく我が家のご近所さん。
すでに2人の幼子を預かりお世話をしていた一般家庭のお宅でした。職場に戻る約束をしていた私には迷っている時間もなく、即決し保育園に入るまでお世話になることにしました。
その頃の私は、毎日が戦争!!
いかに早く食事を作り、いかに早く食べ、片付けを済ませるかが課題でした。
「食」の意味を考えず、食べ物はお腹に運ぶでした。
子どもが保育園に入園しても、小学校へ入学しても、手早く待たせずお腹を満たしてあげることが第1でした。しかし今、子どもが巣立って夫と愛犬1匹の生活になり少々後悔が残ります。
「食」はお腹ではなく、心を満たすものであるという大切なことを今さらながら実感しています。
「おいしいね~♪」
「どうやって作ったの?」
「また、作ってね‼」
食事中の会話が、体を元気にしたり疲れをいやしたりと、気持ちを温めてくれるものです。
体に良いものをおいしく食べるだけで、にこやかにならない人はいません。

 

アグネス・チャンの本によると中国の家庭では、、、、
「熱」か「寒」、「実」か「虚」、「湿」か「燥」という3つの要素で体質を見分けるそうです。
熱の人は暑がり屋、寒は冷え性。
実の人は体に有りに余った物があり、虚は体に足りないものがある。
湿の人はむくみやすい、燥は乾燥しやすい。
当てはめていくと、家族でもみんな違うことに気づきました。
ちなみに自分に当てはめると、「寒」「実」「燥」です。
自分の体を理解することで、どんなものを食べたらよいか、また家族にどんな食べ物を食べさせたらよいのか、選ぶ時の大変参考になります。

今年いぶきが力を入れているのは「食育活動」です。
当園では、豊富な知識を持つ栄養士さんが体に良い食材や調味料にこだわり続け、給食やおやつを作る時は、旬の素材の味を生かすように考えて提供してくれます。(Facebookの毎日の給食に写真記載中)
また、先が読めない環境の中0歳から3歳の子ども達の発達にあった、いぶき食育カリキュラムの作成に余念がない先生達もいます。コロナに負けず、前へ前へと保育構想は進んでいます。
食事の時は「独りぼっち食べ」にさせない、お話をしながら心を元気にする!
食べ終わったときは、お腹いっぱい!胸いっぱい!体が元気!
いぶきの食育活動の原点です。
チームで頑張っていきます(*^▽^*)

やる気!元気!いぶき!おうち保育の皆さん頑張ってください☆
2020,5,2(土) 園長 阿部千鶴子

 

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